ひとりカラオケ
先日は、原稿を早めに書き上げることができたので、久しぶりに一人でカラオケに行ってきました。中村雅俊、野口五郎、尾崎豊、杉山清貴、徳永英明、矢沢永吉などの好きな曲を歌ってスッキリしました。ふだん聴く音楽は洋楽ロックが中心ですが、カラオケでは切ない歌詞やメロディーの昭和の邦楽が好きで、年に1回くらい歌います。
昔から他人とカラオケに行くのが苦手でした。学生の時の飲み会の2次会とか、サラリーマンの時の営業とかコンパとか。
みんなが知っているノリノリになれる曲を選ばないと、その場の雰囲気をこわしてしまうし、他の人が歌っているときはちゃんと聴いて盛り上げないといけないし。いろいろと気を使ってしまい、ぜんぜん楽しめません。もともと飲み会や合宿、修学旅行、キャンプとか、大勢のなかで拘束される環境が昔から苦手でした。一人で本を読んだり、音楽を聴いたり、散歩をしたりして過ごすと気持ちが落ち着くので、今はそういう時間を優先し大切にしています。
誰にも気兼ねせず、自分の気が向いた時に思い入れのある曲を思いっきり歌う。カラオケは一人で歌うのが好きです。
SSKと新宿中村屋が共同開発した水産缶詰「サバカリー インドカリー仕立て」
近所のスーパーで見つけました。SSK(清水食品株式会社)と新宿中村屋が共同開発したサバ缶「サバカリー インドカリー仕立て」。缶詰でのこういうコラボ商品は、かなりめずらしいですよね。
スパイシーなカレーの存在感が十分にあって、サバの身とも相性がよく、食べ応えがありました。ご飯にこの一缶だとちょっと足りないかな?と思ったのですが、食べてみるとけっこうボリュームがあってお腹がふくれました。
このような商品作りに取り組む姿勢は、すばらしいと思います。これからも、缶詰の可能性を広げる新たな商品開発を期待したいです。
思い出の天津飯
好きな食べ物はなんですか?そう聞かれることがたまにあります。そういう時に、ぱっと出てくる言葉が私にはありません。食べ物に嫌いなものがなく、なんでもおいしく頂くことができるので。
でも、執着のある食べ物をあえて一つあげるとしたら、うなぎでしょうか。そして、もう一つをあげるとすれば、きっと天津飯と答えるしょう。
天津飯を初めて食べたのが、いつなのか。思い出せません。子供の時分に食べた記憶はないです。あれは、大学を卒業してサラリーマンになり、東京で暮らしていた頃。町の商店街に一軒の中華料理店がありました。家族で経営している小さなお店でした。そこのお店が作る天津飯が、私にとっては特別な味でした。ふわふわの玉子に、斜めに刻んだねぎがちょっと入っていて。黒酢の酸味と甘みがよく効いた、ご飯によく合うどろっとしたこくのあるあんがたっぷり。グリーンピースも入っていたと思います。
気が付けば、ここのお店の天津飯に魅了され、会社の帰りや休日に来店するといつも天津飯を頼んで食べていました。この味が今も一番で、これを超えるような天津飯には、その後出会えていません。
ストレスフルな東京には、あまり行きたいと思わないのですが、このお店には天津飯を食べにもう一度行きたいです。あの味、きっとまだ残っているでしょう。無言でふらっと入店し、いつも座っていたカウンターの席に陣取りもりもりほおばる。そして一気に食べ終えて勘定を済ませ「ごちそうさま」。大将や女将さんに声をかけて、外のにぎやかな通りに出る。
またそういう機会が訪れるのを楽しみに待ちたいです。あの懐かしい味を久しぶりに思い出したので、頭の中で堪能することにします。
だしのトリプル
かつお、煮干し、こんぶのだしをそれぞれ取る必要があり、せっかくなので余ったものをミックスして、味噌汁を作ってみました。
3種類のだしを混ぜてみた味は、なぜか期待したほどのものではありませんでした。なんとなく味がぼやけて、すっきりしない感じがしました。
鶏とこんぶのだしを合わせたときは、うま味の相乗効果を発揮したのですが、魚介同士を合わせると、お互いの特徴を消してしまうのでしょうか。
今回は、いきなり3種類を合わせてしまいましたが、2種類であれば、魚介同士であってもうま味がぐんと増す可能性があり、素材同士の相性もあると思うので、またいろいろ試してみます。
だしの味わいは、取り方はもちろんですが、原料の作り方や形状、漁獲された産地や時期によっても大きく変わるはず。だしを取っていると、生産者のこと、漁村の風景、子供だったときのことなど、いろいろなことが頭に浮かんできて、あたたかい気持ちになります。