ライターにいみのBlog

興味あることについて日々探求思考している水産系ライターのつぶやきです

【うなぎ屋】「川次KICHEN」のうな丼

中区栄にある「川次KITCHEN」。

前から一度食べてみたいと思っていて、今週初めて訪れました。

いただいたのは、30食限定のうな丼(半身)で吸い物付き。

なんと1760円(税込み)が990円(同)という、びっくりなお値段です。

お水やおしぼりは、セルフサービス。メニューはうなぎの他、カレーやとんかつ、コロッケなどの定食もあり、食堂のような感じ。常連客と思しき方が多く、店員さんも気さくで温かい雰囲気のお店です。

期待の一口目で確信しました。これは完全に私の好きなうな丼です。

1匹200グラムくらいのサイズのウナギは、焼きがしっかり入っていて、やや野趣の感じられるうま味が口の中で充満します。昨今は、250グラム以上ありそうな太いウナギを出す店が増えていますが、私はやや小ぶりなもののほうが、身と皮の味わいや食感に一体感があり、うなぎ自体のうま味も濃いような気がするので好きなのです。たれは、甘さが控えめでしょう油のきりっとした味がわりとストレートに響いてくる感じ。名古屋のたれとはちょっと違った感じで、これが岐阜の西濃のほうの味の特徴なのでしょうか。

そして、ご飯のうま味が噛みたびにしっかり伝わってきます。お米だけでなく、水も吟味し、炊き方にも十分な工夫がほどこされているのではと推察しました。やや硬めで粒がしっかり立っているご飯。私は好きです。他のお店では、なかなかみられないレベルでした。

ご飯の味がしっかり堪能できるうなぎ屋は、間違いないというのが、私のこれまでの食べ歩きの経験から得た持論です。

岐阜県養老町の川魚問屋が経営しているこのお店。店頭には、ふな味噌やもろこ甘露煮が並んでいて、名古屋ではとても珍しく興味をひかれました。今度は、こちらも購入して味わってみたいと思います。

30食限定のお得なうな丼