ライターにいみのBlog

興味あることについて日々探求思考している水産系ライターのつぶやきです

江戸時代の中川に現れた巨大鰻

名古屋の中川に巨大鰻が現れる。

そんな昔話が、1853年(嘉永6年)頃に完成した尾張の地誌『小治田之真清水』(おわりだのましみず)に紹介されています。

巨大鰻が見つかったのは、「中川筋」の「尾州中野村の水辺」とあります。中川は現在の中川運河。中野村は、中川区元中野町、中野本町、野立町などのあたりで、地下鉄「日比野駅」から西へ1kmくらい歩いたあたり。付近には、中川運河をまたぐ「中野橋」がかかっています。

巨大鰻が見つかったのは、この周辺だったのではないかと想像をふくらませました。

当時の人々が驚きあわてる様子を思い浮かべ、中野橋から運河の静かな水面を眺めました。